人より1周遅れる人生

いや〜やっぱ2周近く遅れてるかも。

 

今更、アニメ鬼滅の刃を視聴しました。

3日掛けてじっくりじっくり鑑賞して、炭治郎たちが無限列車に乗り込むのを見届けた直後にAmazonでコミックスを注文するという具合でハマりました。

 

いや給付金振り込まれたしな…経済回していかなあかんしな…紙媒体で漫画買うの久々だな…

 

連載終了した今なぜこんなにのめり込んでいるか?自分でも謎です。まあアニメの出来めっちゃ良かったし仕方ない(そのおはなし構成力を活撃刀剣乱舞にも分けて欲しかったな。)

ただ言えるのは、私はいつもやることが人より1テンポずれる、どんくさい星の生き物だということです。

 

どんくさい人はまず運動が苦手です。どんくさくても機敏に動けるなら単に頭だけが悪いのでまだ活躍の余地があります。

どんなかっこいいダンスも私が動きを真似ると仲間のすばやさが2段階下降。リングフィットアドベンチャーは最初のストレッチをやる自分の姿が間抜けすぎて1日で封印。

運動、学業、情緒の発達…すべて周りより1つ遅れる人生でした。

 

その結果出来上がったのが何者にもなれない貯金もショボい垢抜けない、ないない尽くしでとりあえず罪だけは犯していないギリギリな人間。

私だってフリでもいいから何事もそつなくこなして社会に溶け込んで大衆から認識される人間になりたかっt…うーんやっぱりご祝儀要員として行きたくもない披露宴に呼ばれて、Facebookに「幸せのおすそ分けしてもらいました♡」とかタグと共に鳥肌を添えて投稿する人生って虚無じゃないですか?…ああそもそも「ちゃんとした」人は他人の幸せを純度100で喜べるんだろうなあ…。なりたかったなあ、素直な人間。

 うわっ打ってて具合悪くなってきた。最近32歳腐女子とかその友人とか我々世代の傷口ぶっ刺して直角でえぐるネタも多いのでこの話題は止めましょう。

 

やっぱり人間好きなものの話をしているほうがハリツヤ出ますね。

鬼滅の刃、アニメを見る前はネットの知識と過去の経験と実績から「絶〜〜〜っ対私無一郎くん好きだわ!」と確信していました。澄ました顔でめちゃクソ強くて顔のいい男が好きだから…

しかし蓋を開けると見事に善逸くんに落っこちました。なんとなく、黄色の髪で太眉の子がいるのは知っていたけど私のセンサーが反応しなかったので無関心だったのですがアニメを見て急激に解像度が上がりました。

べそべそ泣いてうるさいけどやるときはやるってずるい。単純にアニメにおける見せ場が多かったのもありますが(だって満月を背景にして必殺技決めるなんて贅沢すぎるでしょ)、弱い自分をなんとかしたい、ちゃんとしたい、師の期待に応えたいともがいてる16歳の姿を見て、ちゃんとしてないギリギリ人間の心が揺れないわけがない。

言うて気絶したら強いし基本的に優しいし友人や好きな子を大事にしてるからな?

偉いね善逸くん。善逸くんと何したいですか?私は自分の働いたお金で鰻(※彼の好物)を一緒に食べたいな。

 

「ごちそーさまでしたっ!いや〜ほんと美味しかったです!…いつか、禰豆子ちゃんが太陽の下を歩けるようになったら、今度は俺が…あ!禰豆子ちゃんていうのは、へへ…」

語気が少しづつ弱くなるのと一緒に、俯いた彼の頬が朱に染まるのを私は見逃さなかった。彼のように音で人の心の機微なんて読めないけど、こんなに幸せで、だけど物寂しさを抱えた表情するなんて。さすがにわかるよ。「ネズコちゃん」。その子がきっと、彼のーー

 

以上、夢小説のコーナーでした。

 

昨日、行動力の化身である友人が気を利かせてうたプリのLIVE DVDを貸してくれました。授業参観を見守る母の気持ちで鑑賞しています。翔ちゃんがんばれ。